椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア-闘病記:2000年2月〜手術後〜

投稿日:2000年2月28日 更新日:

2月23日:手術後1日
翌日は傷口の痛みで、目を覚ます、時計を見ると5:30まだ病室内は暗い・・・
麻酔や痛み止めが完全に抜けきったのだろう、傷口とカテーテルの入って下のほうにすごい違和感がある。
起床時間に看護婦さんがくるときに2・3質問をした
「下の管はいつごろ抜けるの?」
「早ければ今日抜けますよ・・・」
「背中の管はいつごろ抜けるの?」
「これは後2日くらいかなぁ」
「傷口が痛いんだけど・・・」
「絶えられなくなったら痛み止めの薬使いましょう」
こんな会話をしたと思う。
しかし、このときはまだ、耐えられないほどの痛みではなかったので痛み止めを使わなかった。
朝食、やっと食事ができる、1日半まったく何も口にしていなかったので、手術後のおかゆでもおいしく感じたような気がする、しかし天井を見たまま食事をするのはつらいこれが1週間続くと思うと、このときは耐えられなかった。
今日は特に何もなく(傷口の消毒も採血も)点滴だけで1日ひまらしい、動けないので(寝返りも打てない)TVを見て1日を過ごした。
しかし、午前中TVを見ていると看護婦さんがやってきて、体拭きましょうか?ってことで、体を拭いてもらうことに。背中を持ち上げられれば、背中についた消毒薬等も拭いてもらえるのだが、どんなに力を入れようとしてもびくともしない。
(傷を気にしすぎて力を入れられないのかなぁ?もしかして、歩き出すときもつらいのかなぁ?俺ってチキン?などいろいろ考えた)
結局、背中側はふけずに前を吹いてもらった、その後手術着から、浴衣に着替えさせてもらい、T字帯を変えて終了!
(入院前は、看護婦さんに見られるのが恥ずかしいと思っていたのに、2回の浣腸なので慣れてしまったのだろう・・・不思議だ)
お昼頃に非常に痛くなり、痛み止めを使った、しかし、座薬がぜんぜん効かず、痛みはほとんど変化しない。
しかし、眠れるぐらいの痛みなので眠ってしまって痛みをやり過ごした。
昼食・夕食と時間が過ぎ消灯前に痛み止めの点滴をしてもらい就寝。21:00ごろ就寝
2月24日:手術後2日
手術後2日目は順調・・・昨日の夜使った痛み止めの点滴が効いている!
1日中ほとんどいたみはなく傷口の周辺に張りがあるくらいだった。
今日から回診時に消毒が始まり看護婦さんと先生で体を横にしてもらう(まだ、自分ではぜんぜんできない)
ほぼ2日ぶりに体勢を変えた・・・たった2・3分だがすっきりした感じがする。
また、せっかく横になったので背中を拭いてもらう。
非常に気持ちいい、やっと手術中の消毒薬等が体から取れた!
しかし、今日も特に何もなし点滴の交換ぐらいでほとんどTVを見ていた。
平日はほんとにひまである、会社の人も友人も仕事が忙しいためお見舞いはなし、親と弟が着替えや雑誌を持って着てくれている。(ほとんど毎日きてくれた)
ほとんど会話をしないので、誰かがきたときには(親だろうと看護婦さんだろうと)ここぞとばかりに会話をする。
しかし、何もないと非常にひまであるTVもつまらないし、本は読み飽きたし、雑誌もつまらないし・・・
仕方なくつまらないTVを見て1日時間をつぶす・・・。
夕方、室温が高いのだろうか?熱が出ているのだろうをからだが非常にほてっている、氷枕をもらい就寝。
21:30ごろ眠りにつく

この日の回診時にドレーンが抜けた背中に管がなくなって幾分、すっきりした感じがする、痛みもほとんどなくなった。

2月25日:手術後3日
手術3日目も順調。昨日から痛み止めの薬や点滴を使わなくても痛くなくなった。
ただし、腰の張りは相変わらず・・・
目覚めも非常によく、6:00の起床時間にはほとんど起きる・・・
寝ていられれば時間もつぶれるのに・・・
朝食後、今日担当の看護婦さんがきて今日の予定を説明していった。
今日はレントゲンを撮るらしい、あと、体を拭いてもらえる
(これが気持ちいい、ベットに同じ体勢でいるだけなのに汗をかいたりして、気持ち悪い)。
10:00ごろレントゲンに向かう。
久々に病室から出られる、看護婦さんが体の下のシーツを持ち上げてストレッチャーに移動してくれる、
この移動の際にストレッチャーにおろされる際の衝撃で傷口が痛む。
ほぼ3日ぶりに天井に違う景色を見る。しかし味気ない・・・。
レントゲン室に移動すると傷口の下にレントゲンの撮影用の台を入れるという。
自力で腰を上げるのも辛いのにこれも痛かった、おまけに1回目の撮影は失敗でもう1回取るらしい。
また腰を上げる痛みが・・・
レントゲンが終わると病室に戻り、手術後と同様に数人の看護婦さんがシーツを持ってベットに移動してくれた。
昼食後に体拭き。体を拭いてもらうときに、カテーテルを抜いてもらえる。
(これが失敗だった)
その他は特に何もなく1日が過ぎていく!
面会時間ぎりぎりに会社のパチスロ部の人たちが、お見舞いにきてくれた!(皆さんありがとう)
何もできない状態でかつカテーテルが入ってる状態で知り合いに会う。なんかやな感じ。
先輩は一言
「痛々しいなぁ」
「せっかくなら来週起き上がれるようになってからきていただければもっと、普通になってたのに」
こんな会話を繰り返した、仕事のほうは順調らしい、サラリーマンなんて、自分がいなくても会社は順調に進んでいくのである(笑)。
あっという間に20:00の面会終了時間・・・
みんなはこれからパチスロして帰るといって、帰っていった。
その後はTVを見て就寝。22:00ごろ就寝
2月26日:手術後4日
明け方、おなかが張って目がさめる。よく考えると、カテーテルを抜いてから1回しか小水をしていない。
尿器を取ってがんばってみるが、ぜんぜんだめ、腹圧がかけられない。
しかし、どんどんおなかの張りが強くなるような・・・。
とりあえず、ナースコール!看護婦さんがきてくれて、話をすると、先生を呼んでくるので5分くらい待ってほしいとのこと。
そ・そんなぁ、はっきりいって耐えられない。
でも、自力では出せないので、もらすこともないだろう。
先生がきて導尿をしてもらう。
とりあえず、ちょっと様子を見て、もしだめだったらもう一度カテーテルを入れることになった。

この日も順調。早くコルセットができないかなぁ・・・コルセットが出来上がったら、とりあえず、おきて見ましょうね。
と回診時に言われる。起き上がれたらとりあえずトイレにいきたい。
小の方は尿器で問題ないが、大のほうはもう4日していない。後2日我慢すれば・・・。

昼食前、自力で小水ができた、これで安心!!
朝食後、今日担当の看護婦さんがきて今日の予定を説明していく。
今日は洗髪してくれるらしい。
手術前日以来だから5日ぶり。さらにベットを移動して廊下に出られるらしい。
2日続けて、病室から出られる。洗髪をしてもらってすっきりすると今日もひま。
ほとんど1日TVを見てすごす。
しかし、TVを見ていてもコルセットが出来上がるのを期待して落ち着かない、まだ2日もあるのに、
おまけに期待が大きすぎると起き上がったときにつらいかもしれない、とにかくいろいろと考えた!
今日は何事もなく1日終了。22:00ごろ就寝
2月27日:手術後5日
今日も明け方、おなかの張りで目がさめた。尿器を手にがんばるが、NG。そして、ナースコール。(昨日とまったく同じだよ!)

結局、歩けるようになるまでカテーテルを入れることに。しかし明日の朝までだからいいか!
今日は日曜日、回診と点滴のみ。今日で点滴は終了するらしい。
1週間刺さったままの、点滴の針が抜ける。
午前中、会社の同期が、午後、学生時代からの友人がお見舞いにきてくれる。
しかし、まだ起き上がれないのでベットに寝ながらの会話をする。
今日からベットを30度くらい起こしてくれたので、一昨日よりは痛々しくないらしい。
1時間くらい、いろいろな話をして帰っていった。今日もはっきりいって非常にひま。
やっぱりTVを見てすごす。
腰の調子も非常に良い。右足の痺れについて回診時に聞くと、そう簡単には取れないらしい。
まぁ、徐々に取れてくるから心配しないで。といわれてしまった。
その他は特になし。22:00就寝

2月28日:手術後6日<立ち上がる>
今日はコルセットが出来上がる日、早く来てほしい。トイレにも行きたいし、期待が膨らむ。
朝食後、今日担当の看護婦さんがきて今日の予定を説明していく。
このときコルセットができることを話、トイレにいけることを確認する。
看護婦さん曰く、たぶん車椅子になるけれどいけますよ!
ちょっと一安心。朝食・9:00・10:00なかなか装具屋がこない・・・早くしてほしいのに・・・
そして昼食後装具屋がきてコルセットをしてもらう。
コルセットをして5分としないうちにトイレに行きたくなり、ナースコール。6日ぶりに体を起こす。
しかし、自分では起こせないため(このときはチキンだった(笑))看護婦さんに手伝ってもらい、体を起こして車椅子へ移りトイレまで連れて行ってもらう。
(頭がふらふらするし、目の前の景色はぐるぐる回っている、まぁ、トイレにつく頃には落ち着いていたが)
20分くらいはトイレにいただろうか。たっぷりと出た(お食事中の方失礼しました!)。
これでもう安心。
トイレから戻ると、看護婦さんがとりあえず、もう車椅子で動いていいですよ。
ただし、タバコの吸いすぎは気をつけてくださいね!あと、無理はしないように、体はひねらないように動かしてください。
おいおい、これだけかよ、他には?というぐらいあっさりとしたものだった。
とりあえず、看護婦さんに手伝ってもらい、浴衣からスウェットに着替え、T字帯から普通のパンツに履き替える。
なんか、普通の人に戻った気分。さて、車椅子に乗ってタバコ&電話にしよう。
喫煙所に行って、お見舞いにきてくれた人に動けるようになったことを連絡。
そして、久々のタバコ。う~ん、くらくらする。
タバコを吸ったとき、やっと、寝たきりを解消した気分になった。
夕方まで、車椅子でいろいろと買い物とかをして、ベットに戻っていると、担当の○○先生がきて
「なに車椅子なんて病人くさいもの乗ってるんだよ、ちょっと立ってみな」
あっさり立ち上がらされました。
しかし、最初起き上がるときのチキンぶりから比べると、あっさり立ってしまいました。
それから

「ちょっと歩いてみな」
2・3歩恐る恐る歩き出してみるとさらに
「大丈夫だね、とりあえず、気になるようだったら歩行器持ってきておくからそれ使って歩いてみな」
これだけです、あっさり歩かされました。
その後は、長い距離を歩くとき(タバコや買い物のとき)は歩行器を使って、近い距離は何もなく歩いていました。
なんか、あっさりしすぎて肩透かしを食らった気分。
まぁ、何事もなく、あっという間に歩けたのはうれしい限りですが。
いつのまにか消灯時間!
今日はコルセットをしていれば普通に座っていても良いというので、23:00ごろまでベットの上でTVをみて就寝。
23:00ごろ就寝
(寝ているときはコルセットを取れるが、自力での寝返りは禁止!)
しかし、5日間じっくり寝かされて、まったく自力では動かなかったため、傷口が良くくっついているのだろうか!
立ち上がっても、不安はなかった。まぁ、少し傷口の周りに張りがあるのだが・・・5日間耐えてよかった
2月29日:手術後7日
今日から早速リハビリです。
朝起きて、コルセットをして、普通に歩いていると、廊下で今日の担当の看護婦さんからリハビリの時間を教わる。
時間になってリハビリ室にに行くと、早速リハビリです。
まずは、現状を調べられました。
足首の曲がる角度や、足の上がる角度。両方とも、相当硬くなっています。
その後ストレッチ。今日のところはこれくらいかなぁと思っていると、
・腹筋
・背筋
・ふくらはぎの筋トレ
さらに10分の自転車こぎをして合計90分くらいかかって終了。
初日からつらいメニューでした。
さらに、歩行器は使わなくても良いといわれ、今日から普通に歩けます。(しかし、ほんとにあっさりとしてる。)
午後になって、リハビリで流した汗を拭くために体を拭いてもらう。
背中と、足の先の方は自分ではできないので看護婦さんにお願いし、その他のところは自分で拭き、着替えをし、ゆっくりする。
リハビリ終了後はやはり、熱が出て、(37.8)氷枕を使ってしばし安静。
(今後退院まで、動いた後、自分で熱を測って、熱が上がっているときは、安静&タバコは止めるという感じで調整していった)。
しかし、リハビリが終わると、非常にひま、動けるようになっただけに、寝たきりのときから比べるとひまに感じる。
まぁ、TVを見ながら時間をつぶし、就寝。
23:00ごろ眠りにつく

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