序章
まだ学生だったころ、私のヘルニアとの戦いは始まりました(戦いなんて、そんなたいそうなものではないですが・・・)
学生時代バスケットボールのサークルで週に1度、バスケットをしていた私は、練習の翌朝に右足の太ももに肉離れのような痛みを感じ、自宅近くの整形外科に行って診察をしてもらいました。冬だったこともあり、準備運動をろくにせずにバスケの練習をしたための軽い肉離れでしょうということで、シップ薬をもらい帰宅しました。
数日後、右足の痛みは一向に改善されませんでした。病院は嫌いなのですが、仕方なくいつも込んでいる大学病院に行って診察を受けることにしました。
15分くらいの診察に3時間くらい待ったでしょうか、診察室に呼ばれると、今までの経過を聞かれ、とりあえず靴下を脱いでそこのベットに横になってということでした。(この診察をこの後何回も受けることになるのですが)
このときは、こんなので何がわかるんだよ!と思って診察を受けていました。脚気の反応とアキレス腱の反応を見られ、一言でした
「たぶん椎間板ヘルニアだね!」(このときは椎間板ヘルニアがこんなに大変な病気とはわからずに「ふ~ん!」って感じで聞いていました)
「とりあえず、今日のところはMRIの予約して帰ってください。詳しくは看護婦から説明させますので」
ということで、MRIの検索について看護婦さんから聞いてその日は特に治療がなく帰宅したのでした。
<この病院のMRIの検査は当分先まで予約で埋まっているとのこと、早く結果を知りたい私は、どこか違う病院で検査だけでもと思い、聞いてみると○○の病院なら大丈夫だと思いますということで予約を取ってもらい、数日後に初めてのMRIの検査をすることになりました>
初めての診察から次の診察まで10日間くらい空いたでしょうか、その間に太ももの痛みが太ももの痺れに変わって、歩くのに少し足を引きずるようになりました。
検査の結果を持って数日後に大学病院に訪れ、診察を受けると。
「やっぱり椎間板ヘルニアだね、まだ軽いからしばらくブロック注射を打って様子を見ましょう」ということで週に1回注射に通いました。(このとき徹底的に治療しなかったのが4年後につけとして回ってくるのだが・・・)
その後、何回ブロック注射に通ったでしょう、(多分5・6回だったような)足の痛みもなくなり、若かく病院嫌いだった私は当然のように病院から足が遠のいて、まったく病院に行かなくなりました。